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『予防歯科』について②

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はら歯科クリニック 院長の原です。

 

今回は当院の「予防歯科」について詳しくお話したいと思います。

 

 

当医院では特に

 

『患者様に自分自身のお口の中の状況を把握・理解していただく』

 

『原因・リスクをできる限り除去していく』

 

この2つのことを基本に進めていきたいと考えています。

 

まず、

 

「患者様に自分自身のお口の中の状況を把握・理解していただく」ために

 

初診時に検査を行います。

基本的な検査項目としては…

 

視診:目でお口の中の状態を記録します。

 

レントゲン検査(全体・部分):目では見えない、歯肉下の骨や歯の中の状態を検査します。

 

写真検査(口腔内・顔貌):歯並びやかみ合わせを検査し、記録します。

 

歯周病検査:歯周ポケットの深さや出血、歯の揺れ具合などを検査きます。

 

唾液検査:唾液の性質や量、唾液中の虫歯菌の状態を検査します。

 

食生活調査:食事内容を記入していただき、食生活習慣の改善につなげます。

 

歯ブラシの検査:汚れの磨き残しや歯ブラシの状態・使い方を検査します。

 

必要であれば、歯型を採ったりCT検査などを行います。

 

以上のことを2回に分けて行います。

これらの検査によってわかったお口の中の状態を資料にまとめさせていただき、患者様にお伝えいたします。

お口の中の状態は人それぞれ違っており、検査を行うことがとても大切です。

 

 

『原因・リスクをできる限り除去していく』ために

 

検査によってわかった原因やリスクを把握した上で

 

なぜ虫歯になったのか、なぜ歯周病が進行しているのかを明らかにし

その原因除去やリスク改善を行っていきます。

 

虫歯を見つけてすぐに削っていくこと(対症療法)よりも

 

虫歯ができる原因を無くすこと(原因療法)をより大切にしています

 

 

例えばお口の中が汚れだらけで歯磨きが不十分だった場合

すぐに虫歯の治療は始めません。(痛みを伴う場合は応急処置を行います)

それよりも、虫歯の原因になっている汚れが無くなるように

まずは歯磨き指導や食生活指導を行っていきます。

 

たかが歯磨き、と思う方もおられるかも知れませんが、とても大切な治療です。

 

“最終的にお口を守っていくのは自分自身”になります。

 

例えば

3ヶ月に1度の検診でのお掃除

30日×3ヶ月×1日2回の歯磨き=180回

そのうち1回を歯科医院できれいにしていても

残りの179回の歯磨きが不十分であれば

当然歯を守るのは難しくなります。

 

もちろん、原因やリスクが歯磨きの状態だけではないですが

お口の中にあるリスクを少しでもへらすことにより歯を失う確率を少なくして

健康な口腔内環境を維持していただければと考えています。

 

 

しっかりとお口の中に興味を持ってもらいたい

歯に対する意識を高めてもらいたい

その手助けをするのは我々の役割と考えています

 

 

 

HPの予防歯科(MTM)について

にも記事がありますのまたご一読ください

 

 

院長  原 寛之

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