About Orthodontics矯正歯科とは

矯正歯科とは、一般的には悪い歯並びをきれいに治す治療のことをいいます。
歯並びの審美的な改善をするだけではなく、全身とかみ合わせのバランスを調整すること、前歯で食べ物をしっかりとかみ切ることや奥歯で食べ物を噛み砕くこと、歯のガタツキをなくすことにより歯の清掃性を良くして、歯の寿命を延ばすという予防的な効果も持ち合わせています。さらに、成長期のお子様には、顎、顔の適切な成長発育を促す効果もあります。
子どもの矯正(小児矯正)
子どもの矯正(小児矯正)は、あごの骨のバランスや大きさを整える「1期治療(骨格矯正)」と、永久歯が生えそろってから歯の位置を整える「2期治療(歯列矯正)」の2段階からなります。
- 1.第1期治療
- 乳歯と永久歯が混じった時期の治療で、主に成長を利用した治療を行ないます。(6~10歳)
- 2.第2期治療
- 歯の1本1本に装置をつけ、歯の根までコントロールして最終的な咬み合わせを作ります。
ムーシールド(受け口の治療)

受け口のお子様に対してはムーシルドという装置を入れ治療を行うことがあります。
治療は、装置が入るお口の大きさ、治療協力が得られる年齢からですのでだいたい4歳前後からが目安になります。
基本的には就寝時に使用する器具ですのでお子様にかかる負担が少なくすみます。
全症例に対して有効ではありませんが、低年齢から治療が開始できることや、比較的短い期間で改善しやすい、かかる費用が少ないなどメリットも多いですので、一度ご相談ください。
大人の矯正(成人矯正)
永久歯に生えそろった方を対象とするのが成人矯正で、「2期治療」ともいわれます。近年、治療技術の進歩により、矯正治療に年齢は関係なくなり、患者様のライフスタイルに合わせてさまざまな治療法が選択できるようになりました。
インビザライン(マウスピース矯正)

インビザラインとは、オーダーメイドで製作する薄い透明なマウスピース型の矯正装置です。
1997年にアメリカのアライン・テクノロジー社によって開発され、テレビ広告などを通じて世界の主要各国にて販売されており、これまでに全世界で400万人を超える患者が治療を受けています(2016年9月末現在)。日本では、2006年に販売が開始されました。
マウスピースの型取り
シリコン印象
さらに精度を良くする為に使われるのが、シリコンという材料です。ゴムのような物です。吸水性がないので、変形が小さいです。
硬化するまでに4分程、時間がかかります。