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顎顔面矯正

Maxillofacial correction

Maxillofacial correction顎顔面矯正

顎顔面矯正

当医院での子供の矯正治療(小児矯正)は、MFT(口腔筋機能訓練)と顎顔面矯正(がくがんめんきょうせい)という手法によって治療を行います。

顎顔面矯正とは、急速拡大装置などを使用して上顎の骨の成長をコントロールし、発育を促す治療です。
顎の骨を広げることで、永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保していくことができます。
治療期間は症状によって異なりますが、積極的に広げる期間は1年半〜2年半程になり、その後12歳ごろに大人の歯並びになるぐらいまでをフォローアップしていきます。

顎顔面矯正のメリット・デメリット

顎顔面矯正のメリット

1.永久歯がきれいに生え揃うためのスペースをつくる
永久歯が全て生え揃う前(混合歯列期)のお子さんの場合、永久歯が生え揃うためのスペースを事前に確保することができるので、矯正治療のために健康な歯を抜く(便宜抜歯)ことを回避できます。顎が小さいと本来生えるべき位置に歯が生えず、別のところに生えて歯並びに乱れが生じますが、顎骨を拡大しスペースをつくることで、正しい萌出位置での歯の成長も促すことができます。
2.鼻呼吸がしやすくなることで、お口だけでなく、
全身の発育にも良い影響が出やすい。
上顎の横幅が狭いと空気の通り穴である鼻腔も狭いことが多く、鼻呼吸がしにくい場合があります。上顎を広げることで鼻腔も広がり、鼻呼吸がしやすくなります。
鼻呼吸を行い、口唇の閉鎖が可能になると、周囲金の影響もあり、正常な発育が促されていきやすくなります。
また、鼻呼吸によって取り込む酸素量が増加し、全身の発育にとってもプラスに働きます。
3.抜歯矯正を避けられる
可能性が高まる
顎の発達が終わった思春期以降に矯正治療を行う場合、歯を並べるスペースを確保するために抜歯が必要になることが多いです。
顎顔面矯正を行うと顎を広げられるので、歯を並べるスペースを十分に確保できます。2期治療が必要になった場合でも、抜歯を避けられる可能性が高くなります。
顎顔面矯正を行うことで骨格が整い、お顔のバランスがよくなります。骨格の異常を改善できることは、顎顔面矯正の大きなメリットです。
4.さまざまな疾患を
予防・改善できる
上顎を広げる治療を行った場合、喘息やアレルギー性鼻炎の予防・改善につながることがあります。
上顎が小さいと鼻腔も狭くなるため、鼻がつまりやすくなります。その結果鼻の奥にある上咽頭に炎症が起こるリスクが高くなります。上咽頭炎が慢性化すると、アレルギー性鼻炎の原因になるといわれています。
顎顔面矯正で顎を広げることで、これらの疾患を予防・改善できます。
また、上顎を広げることで鼻腔や気道も広がり、睡眠時無呼吸症候群も予防・改善できる可能性が高くなります。結果、眠りが浅かったこどももよく眠るようになるという文献も多くみられます。

顎顔面矯正のデメリット

1.装置による違和感
口内に装置を装着するため違和感があります。ものを飲み込みにくい、装置が舌にあたることで発音がしにくい、といったこともあります。
このような違和感は、患者さんが装置に慣れるまでの1週間程度でなくなることが多いです。
2.食べ物の影響を受けやすい
食べ物が装置に付着しやすいため歯みがきが難しくなります。ワイヤーやネジに汚れが溜まりやすく、小さなお子さんの場合は仕上げ磨きなどのご家族のサポートが必要です。
また、食べかすが付着しないよう口内の衛生状態に気を配っていただく必要もあります。

顎顔面矯正の流れ

1.診察・カウンセリング
歯科医師が診察を行い、口内や顎の状態を確認します。カウンセリングでは、歯並びや噛み合わせについて気になることや、矯正治療に対する希望などをヒアリングします。
不安に思うことがある場合は相談し、治療期間や費用についても確認します。
2.検査
口内や顎の状態を詳しく把握するために、お顔の写真撮影やレントゲン撮影、歯型の採取、顎関節・呼吸の検査などを行います。
3.治療計画の説明
検査結果をもとに治療計画を立てます。治療内容や、実際の治療期間、費用の目安などを説明します。
4.治療開始
治療計画に沿って、矯正装置を装着して治療を開始します。治療期間中は、経過の確認や装置の調整のために通院していただきます。
5.治療終了後のメンテナンス
保定期間も経過観察やメンテナンスが必要になるため、定期的に歯科医院へ通院し、経過のチェックをしていきます。

Questionよくある質問

顎顔面矯正は痛くないの?

顎顔面矯正は何歳から始められる?

顎顔面矯正では、顎の骨に力をかけるため痛みが出ることもがあります。 初めて矯正装置を装着したときや、装置のネジを回して調整したときは、違和感を感じやすいです。しかし数日で慣れて、痛み・違和感は和らぐことが多いです。
痛みが続く場合や、痛みが悪化する場合、何かトラブルが起きているかもしれません。その際はすぐにご連絡ください

顎顔面矯正は何歳から始められる?

顎顔面矯正は、基本的に上顎骨の成長がピークを迎える6〜9歳頃に始めるのが理想的とされています。
上顎の成長は12歳までにほとんど終わるため、成長の時期を逸した場合は特殊な装置等を使って拡大を行うこともあります。
ただし、顎顔面矯正を始める適切な年齢は、口内や骨格の状態、こどもの成長度合いによって一人ひとり異なります。具体的な開始時期は、矯正相談にてお伝えします。

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