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こんにちは。兵庫県宝塚市にある歯医者「はら歯科クリニック」です。
口元の印象を左右する前歯を気にする方は多いのではないでしょうか。虫歯などの何らかの理由で治療が必要になった場合、見た目や歯並びの改善のために前歯の治療を検討する方もいらっしゃるでしょう。
前歯の治療方法の1つにセラミック治療があります。セラミックは自然で美しく違和感のない仕上がりとなるため、前歯の治療に選ばれることが多いです。
しかし、セラミック治療は自費診療のため、費用が高額になるなど気になることもあるでしょう。
この記事では、前歯のセラミック治療のメリット・デメリットや費用について解説します。
前歯のセラミック治療には以下の4つのメリットがあります。
詳しく解説します。
前歯のセラミック治療の最大のメリットは、美しく自然な仕上がりになることです。セラミックは天然歯に近い透明感とツヤ感があり、自身の歯の色に限りなく近い色を再現できます。
近くで見ても、違和感なく自然な前歯に仕上がります。
セラミックは耐久性が高く、変色や劣化の心配がほとんどありません。長い間使用しても黄ばむことがないため、目立つ前歯の治療に選択する方が多いです。
保険で前歯を治療する場合、金属にプラスチックを張り付けた素材を使用します。治療した直後はきれいになりますが、金属とプラスチックは経年劣化を避けられません。
時間の経過とともに黄ばむ場合が多く、再治療を繰り返すことも考えられます。
セラミックは陶器と同じ素材のため、金属アレルギーの心配がありません。
保険治療の被せ物の場合は金属を使用するため、劣化すると溶けだして金属アレルギーを引き起こす可能性があります。歯茎が黒ずむこともあるでしょう。
セラミックの場合は金属を使用していないため、金属アレルギーの発症や歯茎の黒ずみに繋がりません。もともと金属アレルギーをお持ちの方でも安心して治療できます。
セラミックは滑らかで汚れが付きにくい特徴があります。歯に汚れが蓄積すると細菌が増殖し、虫歯が発生するリスクが高まります。
汚れが付きにくいセラミックは、虫歯の発生リスクを減らせるメリットがあります。
前歯のセラミック治療には、以下の3つのデメリットがあります。
詳しく解説します。
セラミックは陶器と同じ素材のため硬く丈夫ですが、転倒や事故などで前歯に強い衝撃を受けると破損することがあります。お皿に強い衝撃を与えると割れるのと同じです。
転倒や事故などで前歯に衝撃を受ける確率は低いですが、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は注意してください。セラミックに強い力が日常的に加わるため、改善したほうが良いでしょう。
前歯のセラミック治療は自費診療のため、保険治療に比べて費用が高いです。保険治療の被せ物は前歯1本あたり数千円ですが、セラミックの場合は1本10万円以上することも珍しくありません。
見た目や歯並びの改善のために前歯のセラミック治療を行う場合は、健康な歯を削る必要があります。セラミックを被せるために、自身の歯を一回り以上削って土台を作らなければならないのです。
セラミックはある程度の厚みがないと割れる可能性があるため、自身の歯を大きく削る必要があります。
セラミックにはいくつか種類があります。
E-maxは、ニケイ酸リチウムを使用したセラミックです。天然歯と同程度の硬さなので、噛み合う歯を傷つけにくいことが特徴です。
透明感が高く天然歯に近い色を再現できます。美しい仕上がりになるため、前歯に選択する方も多いです。
フルジルコニアは、すべてがジルコニアでできたセラミックです。ジルコニアは人工ダイアモンドとも言われており、硬く耐久性に優れた素材です。
やや透明感は劣りますが、天然歯に近い色の再現は可能なため、前歯の治療に選択する方もいます。歯ぎしりや食いしばりの癖が強いなど、他のセラミックでは強度が心配な方でも問題なく使用できるでしょう。
ジルコニアボンドは、内側にジルコニア、外側にセラミックを使用した被せ物です。ジルコニアの強度とセラミックの透明感を合わせ持つため、耐久性と審美性に優れています。
前歯のセラミック治療は、以下の流れで行われます。
詳しく解説します。
カウンセリングで患者様の希望を聞き、お口の中の状態を確認します。セラミックにはいくつか種類があるので、違いや費用を相談しながら決めていきます。
歯の神経を取る処置が必要な場合は、先に神経の処置を行います。セラミックにする歯に被せ物をしている場合は、古い被せ物を除去します。
歯を削ってセラミックを被せるための土台を作ります。セラミックができるまでは仮歯を装着するため、土台ができたら仮歯を作ります。
前歯に装着するセラミックの型取りを行います。この時に、セラミックの色も患者様と一緒に確認しながら決めていきます。
歯型をもとに作製されたセラミックの噛み合わせや色を確認し、問題がなければ装着します。色や形に気になることがあれば、装着する前に遠慮せずに伝えましょう。
当院で前歯をセラミックにする場合の費用は、以下の通りです。
費用は歯科医院によって異なるので、必ず治療前に確認しましょう。
セラミックの前歯を長持ちさせるには、以下の4つのことが大切です。
詳しく解説します。
セラミック自体が虫歯になることはありませんが、セラミックを装着している土台の歯が虫歯や歯周病になる可能性はあります。土台の歯が虫歯になると、セラミックの作り替えが必要です。
セラミック治療が完了したあとも、毎日のセルフケアがとても大切です。毎日の丁寧な歯磨きは欠かさないようにしましょう。
また、歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけでは落としきれません。歯間ブラシやデンタルフロスを使用し、汚れの蓄積を防ぎましょう。
セラミックやお口の中に不具合がなくても、3～4か月に1回程度は歯科医院で定期検診を受けましょう。定期検診では、セルフケアでは落としきれない歯石や着色を除去してくれます。
歯磨き指導を受けることもできますので、セルフケアの質も向上するでしょう。セラミックの噛み合わせや不具合の有無もチェックしてくれます。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、改善することでセラミックへの負担を減らせます。歯ぎしりや食いしばりは無意識に行っていることが多いため、就寝中に装着するマウスピースを作製すると良いでしょう。
マウスピースは、セラミックだけでなく自身の歯への負担も減らしてくれます。
硬い食べ物をセラミックの前歯で噛むことは避けたほうが良いでしょう。セラミックは強い衝撃を受けると割れる可能性があります。
うっかり前歯で硬い物を思いっきり噛んでしまうと、セラミックが割れたり欠けたりするかもしれません。セラミックの前歯に大きな負担がかからないように、硬い食べ物には注意しましょう。
前歯のセラミック治療は、自然で美しい仕上がりになることが最大のメリットです。前歯が美しいと印象が良くなり、笑顔にも自信が持てるでしょう。
セラミック治療が完了したあとも、セルフケアや定期検診をしっかりと行い、セラミックを長持ちさせることが大切です。
前歯のセラミック治療を検討している方は、メリットとデメリットを理解したうえで、まずは歯科医院に相談してみましょう。
前歯のセラミック治療を検討されている方は、兵庫県宝塚市にある歯医者「はら歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。
